「ブログを作ったほうがいいとは聞くけど、始めるべき?」
「作ったところで何を書けばいいの?」
と疑問に思っていませんか?
ブログはフリーランスの営業ツールとして働いてくれます。
ある程度整えれば放置でもどうにかなるので、ブログを作って損はありません。
そこでこの記事では
- ブログのメリット
- デメリット
- ブログに載せるべきこと
- 運営のポイント
- ざっくり始め方
などを解説。
まだブログを持っていないフリーランスは、ぜひ開設を考えていきましょう!
フリーランスがブログを持つ4つのメリット
ブログを作るべきか迷っているフリーランスは、ここでメリットを見ると考え方が変わるかもしれません。
- ポートフォリオを兼ねられる
- 仕事を獲得できる
- SEOやライティングのスキルが上がる
- 副収入を期待できる
メリットによりフリーランス活動がどのように変わるのか、詳しく紹介していきます。
1.ポートフォリオを兼ねられる
オリジナルブログは立派なポートフォリオです。
特にWebライターはブログに載せた記事そのものを全てポートフォリオとして使えます。
オリジナルの記事だから、権利を気にする必要なし!
Webデザイナーやイラストレーターの場合、ポートフォリオ作りをサポートするサイトは既にいくつかあります。
ただ、装飾や表現に限界があったり、必要としない広告が勝手に入ったりして不便もあるもの。
その点、ブログの中に設置するポートフォリオページなら、自由なデザインやレイアウトで作り込めます。
2.仕事を獲得できる
ブログは、自分の代わりに24時間働いてくれる自動の営業ツールです。
記事を見た人があなたに興味を持ってくれたら、サイト内に載せたお問い合わせページやポートフォリオから仕事の相談をくれるかもしれません。
ブログからわざわざ問い合わせしてくれるクライアントは、仕事への本気度も高いと予想できます。
3.スキルが上がる
デザインにライティングにSEOに…ブログ運営で考えることは意外とたくさん。
1人で調べてコツコツ対応していくうちに、いつの間にかスキルアップできます。
ブログ運営で身につくのは、どれもフリーランス活動に活かせるスキルです。
ブログで自分の市場価値を上げて、稼ぎに繋げていきましょう!
4.副収入を期待できる
ブログを作り込めば、副業になります。
例えばアフィリエイトで商品を紹介したり、サイト内の広告をクリックされて報酬が入ったり。
しかも、戦略的に記事を作ればほったらかしでも成果が生まれるんです。
他のメリットのために立ち上げたブログなら、副収入で一石二鳥になりますよ◎
フリーランスがブログを運営するデメリット
念の為、ブログを運営するデメリットも紹介しておきます。
- 費用がかかる
- すぐに効果は出ない
- 時間を確保する必要がある
デメリットとはいっても、極端なマイナス点ではありません。
1.費用がかかる
本格的なブログ運営ではお金がかかります。
【費用の目安】
- サーバー代:月1,500円程度
- ドメイン代:年1,000円程度
無料ブログで始める手もありますが、スキルアップや収入に繋げるなら断然WordPressを使った有料運営がおすすめ。
とはいえそれほど大きな出費ではありません。
ちなみにこのブログは、サーバー代が月1,320円・ドメイン代が年1,298円で運営中です!
2.すぐに効果は出ない
ブログの目的が「副収入を狙うこと」「SEOを学ぶこと」の場合に感じるデメリットです。
SEOの効果が十分に発揮されるまでには、3〜6ヶ月程度必要だからです。
ブログをポートフォリオにして他サイトから誘導する、のような使い方なら、SEOの効果を待つ必要はありません。
3.時間を確保する必要がある
フリーランス活動と並行してブログに着手するので、もちろんですが時間が必要です。
私の場合、1記事書くのに5時間くらいかかります。
- 1記事=5,000字程度
- 1,000字あたり1時間
- →合計5時間
忙しく活動している人は、ブログのために時間を作るのが大変かもしれません…。
【ざっくり紹介】ブログの始め方
「ブログを始めよう!」と思っても何をすれば良いかわからない人も多いはず。そこでこでは、具体的な作り方を解説していきます。
無料サービスでもブログは作れますが、おすすめはWordPressを使った運営です。
WordPressは、世界の7割以上のサイトが使っているともいわれるシステム。
- レンタルサーバーを選ぶ
- レンタルサーバーを契約する
- ドメインを取得する
- WordPressの設定をする
- ブログの見た目を整える
レンタルサーバーを契約すると、一緒にドメインの取得まで済ませられることが多いです。
また、レンタルサーバーの「簡単セットアップ」的な機能で案内通り進めれば、数分でWordPressが使えるようになります。
私が使っているレンタルサーバーはエックスサーバー
フリーランスがブログに最低限載せるべきことは3つ
ブログを作ったら、最低でも次のページを設置するのがおすすめです。
- プロフィール
- 仕事への希望
- 連絡先
- ポートフォリオ
1つずつ作っても、1つのページにまとめて履歴書のようにしても、どちらでもOK。
これらの情報には、仕事を依頼したいと思っている人を迷わせないようにしたり、信頼性を高めたりする効果があります。
1.プロフィール
つまり自己紹介です。運営者情報とも呼ばれます。
ブログを見た訪問者が「この人に仕事を頼みたい!」と感じても、運営者がどんな人なのか分からないことには仕事を依頼しづらいです。
プロフィールとはいっても、正直に全部の情報を公開する必要はありません。
個人を特定されない程度に、自分について伝えていきましょう。
2.仕事への希望
どのような条件で仕事を承っているのか、詳しく書いておくと親切です。
クラウドソーシングサイトに登録している人は、公開プロフィールをイメージするとわかりやすいでしょう。
例えば次のような内容を具体的にまとめます。
- 得意ジャンル
- 希望単価
- 対応範囲
- 連絡手段
- 業務時間
仕事を依頼したい人が参考にできるように!
3.連絡先
連絡先がないと、「この人いいね!」って思ってもらっても仕事の取りようがありません。
- SNSのリンクを貼ってDMへ誘導
- 問い合わせフォームを設置
このどちらか、または両方やればOK!
住所やメールアドレスを無理に全世界へと公表する必要はありません!
4.ポートフォリオ
ポートフォリオ=制作事例です。
まとめページを1つ作って、制作事例を見やすく整理するのがおすすめ。
イラストレーターなら担当したイラストを紹介したり、Webデザイナーならデモサイトのスクショやリンクを載せたり。
Webライターは、ブログに投稿している記事そのものがポートフォリオだ、という考え方もできます。
ブログの方向性の選び方
ブログの中身やテーマが決まらないときは、次の4つからぜひ検討してみてください。
- ポートフォリオ特化にする
- 副収入を狙う
- 知識をアウトプットする
- 事業の集客手段にする
1つずつ、具体的にどのようなコンテンツを作っていくのか紹介していきます。
1.ポートフォリオ特化にする
例えばイラストレーターやWebデザイナーの場合、ブログに次のような記事が並ぶイメージ。
- 記事タイトル
【◯◯の事例】◯◯を目的とした◯◯のイラスト - 制作物のビジュアル
スクショや画像を添付 - クリエイティブへのこだわり
- 依頼主からの声
- 実際の費用やオプション
ただしこのスタイルでは、Googleの検索から読者を集めるのは難しいです。
一方でWebライターは、特化ジャンルを決めてそのテーマに合う記事をどんどん増やしていきます。または、応募したい案件のテーマに合わせて提出する記事を選べるよう、あえて幅広い執筆内容で進めることも。
SEOを意識した記事作りができると、よりクライアントに好印象です。
5〜10記事くらい集まれば、ブログを記事事例集として紹介できます!
2.副収入を狙う
副収入を狙ったブログは、SEOを意識して読者をどんどん呼び込みましょう!
例えば、フリーランス活動で使っているおすすめのツールや本を紹介するなど。
ブログで紹介したのをきっかけに誰かが購入してくれれば、アフィリエイト成立です。
アフリエイトの仕組みを勉強できると、フリーランスとしての市場価値がさらに上がります!
3.知識をアウトプットする
フリーランス活動を通して学んだこと、気づいたことなどを書き留める場としてもブログが便利です。
おすすめなのは、同じジャンルで活躍するフリーランスや、フリーランスを目指している初心者に向けた情報発信。
どうすればいいか分からなくて困っている人が、あなたのブログで問題解決できるかもしれません。
4.事業の集客手段にする
SEOでブログに人を呼び込み、事業を宣伝する使い方です。
オンラインサロンや有料教材を持っている人に向いています。
ブログは月1,500円程度で始められます。
SNSやYouTubeに広告を打つよりも、格安で集客できるでしょう。
ただし記事を執筆する手間がかかったり、SEOの効果が現れるまでに時間がかかったりするのがデメリットです。
フリーランスがブログを運営する5つのポイント
ここまで読んで「よし、ブログを作ろう!」と思った人のために、運営のポイントも紹介していきます。
- ハンドルネームを統一する
- WordPressで立ち上げる
- 定期的に更新する
- 日記ブログにしない
- 許可のない実績は載せない
せっかく始めるならこのポイントを押さえて、空回りを防ぎましょう!
1.ハンドルネームを統一する
ハンドルネーム=ネット上で使うニックネームです。
Twitter、Instagram、クラウドソーシング…など色々な場所でハンドルネームを使います。
しかしそれぞれバラバラでは、仕事を依頼したいと思っている人を混乱させるし、ややこしくてファンが定着しづらくなります。
ポートフォリオや集客手段として使うなら、ブログでもそれ以外の媒体でも同じハンドルネームを使うのが無難です。
2.WordPressで立ち上げる
本格的なブログ運営では、WordPressを使いましょう。
機能を上手に使ってブログ運営すれば「自分、WordPressを使いこなせるんですよ!」とアピールポイントを作れます。
また、副収入を狙ったブログでも、WordPressなら少ない制限で活動できます。
無料ブログでもブログは作れますが、機能面や自由度が限られるのでおすすめしません。
3.定期的に更新する
ブログの放置は厳禁です。
あなたに仕事を依頼したい人がいても、更新がストップしたブログでは「この人、今もちゃんと活動してるのかな…?」と感じさせてしまいます。
毎日投稿や毎週投稿は難しくても、記事のリライト(編集)をして、最終更新日の日付を新しくしておくのがポイントです。
4.日記ブログにしない
時間やお金をかけるのに、日記ブログになってしまうのはもったいないです!
日記を書くだけならSNSや無料ブログでも十分!
日記ブログでSEOを意識するのは難しく、検索からは読者が満足に集まりません。
仕事を依頼したい人にとっても、日記だけではあなたのスキルなどがよくわからないでしょう。
せっかくブログをするなら、フリーランス活動の助けとなるような日記以外の記事を作っていってくださいね。
5.許可のない実績は載せない
ブログをポートフォリオとするなら、実績の掲載が欠かせません。
しかし許可のない実績を載せるのはNG。
作ったのは自分でも、納品と同時に相手に権利が渡っていることがほとんどだからです。
権利については契約書や募集要項に書いてあったと思います。
掲載許可がよくわからない作例を載せるときは、必ず相手に確認を取るようにしましょう!
「ポートフォリオを作りたいんだけど、載せていい?」と素直に聞けばOK◎