「Webライターで副業したい!」
「でも自分にできるか不安…」
Webライターの活動が気になっているものの、何のとりえもない自分にはできないのでは…と一歩踏み出せずにいませんか?
実はWebライターは、他の副業と比べて身につけるべきスキルは多くありません。
ざっくりいえば、ある程度まとまりのある文章で、情報を綺麗に整理できればOK!
でもこれだけの情報じゃ、結局わからないことだらけだと思います…。
そこでこの記事では、Webライターになるのに必要なスキルや、具体的な勉強方法などを紹介します。
今の自分にあるスキル・ないスキルを見極め、行動の参考にしてみてくださいね!
ライティングで求められるライティング力とは?
そもそもどんな記事を書ければ良いの?
ライティングに正解・不正解はありませんが、次のような文章を書けると「副業や仕事としてそつなく案件をこなせるレベル」にはなれます。
- 違和感がなくて自然
- 誰が読んでも理解できる
- 理論立てて説明できている
- 具体例や理由づけを肉付けできる
具体的にどのようなスキルがあれば、そつなく文章が書けるようになるのか、次の章から詳しく紹介していきます!
ライティングで必要な5つの基本スキル
良い記事を書くのに必要なスキルは以下の通り。
- 日本語をうまく組み立てるスキル
- 表現力
- 記事の流れを整えるスキル
- 読み手のことを考えるスキル
- 情報を解釈するスキル
厳密にいうと、ライター活動をするならコミュ力やスケジュール管理能力も必要。ただ話を広げすぎるとキリがないので、ライティングそのもの以外に身につけたいことは記事の後半で説明します。
1.日本語をうまく組み立てるスキル
子どもの頃から当たり前に話している日本語ですが、うまく組み立てられない人も意外といます。
例えば次の文章を見て、あなたは「気持ち悪い!」と思いますか?思いませんか?
私の夢は先生を目指したいです。
この文章は主語と述語がねじれた例です。
最低限、このような文章に違和感を持ち、自分なりに綺麗に整えられないとWebライターとして活躍するのは厳しいです。
2.表現力
伝えたいことを的確に言葉で表現するスキルが必要です。
表現の幅が狭いと、おすすめしたい商品などの魅力を読者に感じ取ってもらえません。
「Googleの強み」を伝えるとして…
- すごいです
- とても大きい企業です
- みんな知ってます
こんな表現ばかりでは、具体的に何が強みなのかよくわからないですよね。
「何が・どのように・なぜ」などで文章を膨らませる力が求められます。
具体性と根拠、例えを盛り込むことが重要!
3.記事の流れを整えるスキル
流れなグチャグチャな記事は、何を伝えたいのか読者がピンときません。
例えば「ドラえもんとは」という記事を作るのに…
- タイムパトロールと映画の関連
- セワシという人間
- ドラえもんは未来からやってきた
- 愉快な仲間たち
- のび太って誰?
この流れで理解できますか?💦
伝えるべき情報を絞り、並べ替える作業が必要です。
4.読み手のことを考えるスキル
記事を読んでくれる人の気持ちを考えることが大切。
あなたの記事を読んでいるということは、読者は知りたいことや気になることを持っているはずだからです。
それに寄り添えないことには、読者に価値を感じてもらえません。
- 読者のプロフィールは?
- 何に悩んでいる?
- 記事を読んでどうなりたい?
など読者のことを考えて、たった1人に刺さる記事にするのが理想です。
5.情報を解釈するスキル
インターネット上には膨大な情報が存在します。
「情報を解釈するスキル」が必要な理由は、正確性を確保するため。
誤った情報や偏った見解を掲載することは、読者に混乱を与えるだけでなく、Webライター自身の信頼性を失うことにもつながるのです。
信頼性の高い情報源を見極め、適切に解釈することで、読者に価値ある情報を提供できます。
また、情報を適切に解釈し読者に合わせた表現で伝えるのは、わかりやすさを向上させるためにも重要です。
専門的な知識や用語をそのまま使用せず、一般の読者が理解しやすい言葉で情報を整理・説明することが求められます!
ライティングで必要なスキルの独学方法4ステップ
スキルアップの流れは主に4ステップです。
- 良い文章を読む
- 文章のコツを知る
- 実際に書いてみる
- 添削を受ける
各ステップで何をすればいいのか、見ていきましょう!
1.良い文章を読む
まずは文章を読んで、Web記事のテンション感をつかみましょう。難しいテーマでない限り、Webの文章は意外と柔らかい印象で書かれています。
これから自分はどんな文章を書けばいいのかと、お手本を読んでアタリをつけておきましょう。
文章のリズムの良さや表現の引き出しの豊富さにも気づけますよ!
- 検索上位に表示されている記事
- 憧れのライター・ブロガーの記事
この辺の文章を何度もじっくり読むのがおすすめ!
私は読むだけでなく、音読や写経(書き写し)もやりました!
2.文章のコツを知る
文豪のような才能がなくても、コツを掴めばある程度整った文章は書けるようになります。
- 語尾を連続させない
- 指示語(あれ、それ、など)は減らす
- 1文は長すぎないように
このようなコツです。
この辺りの情報は、検索で見つかる無料記事で仕入れれば十分です。
「Webライティング コツ」とググってみてください!
3.実際に書いてみる
「いきなり!?」と思うかもしれませんが、とにかく書かなければスキルは上がりません。
最初の1歩では、見出し(目次のようなもの)の組み立てなどは気にせず、文章を書くことそのものに慣れるのを目指しましょう。
書くテーマに迷ったら、
- 自分の経験談(受験のエピソードなど)
- 趣味や好きなこと(好きな歌手など)
- ライターになったら書いてみたいジャンル
などがおすすめです。
日記で終わらず、テーマについて誰かに説明する目線で書いてみてください。
4.添削を受ける
4ステップ目は、余力があったらチャレンジしてほしい応用編です。
書いてみた文章を誰かに見せ、添削してもらいましょう。
「こんなところがいいね」「ここはもう少しこうしよう」などアドバイスをもらうのです。
自分では気づけなかった課題がわかり、次はどのように書いたらいいのかが見えてきます!
Webライターに必要なライティングスキルが身に付く資格
スキルを取得するなら、ゴールがあった方が挑戦しやすいことも。
特に資格へのチャレンジは「合格」という明確なアンサーがあり、ゴールにしやすいです。
Webライターに関する資格がいくつかあるので、特徴をサクッと解説していきます。
- WEBライター検定
- WEBライティング技能検定
- Webライティング能力検定
営業活動でのアピールポイントにもなりますね!
1.WEBライター検定
クラウドワークスの会員向けに開かれている検定です。
1〜3級があり、3級はWebサイトで無料受験OK。3級では講義動画で試験範囲を学んで、その場でサクッと選択式で実力をチェックできます。
「Webライティングの試験ってどんな問題が出るの?」と、気軽に確かめるのにおすすめです。
2.WEBライティング技能検定
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会による検定です。オンライン受験に対応しています!
合格者への特典が魅力的。例えばWebライター活動に直接の関係があるものは次の2つです。
- ランサーズでおすすめ人材として紹介される
- サグーワークスで報酬アップ
※ランサーズもサグーワークスも、クラウドソーシングサイトの名前です。
なお、受験できるのは「WEBライティング技能検定講座」の受講生限定なので注意しましょう。
3.Webライティング能力検定
1つ前と似たような名前ですが、主催団体が違います。こちらは、一般社団法人日本WEBライティング協会による検定です。
オンライン受験には対応しておらず、全国17か所の会場に足を運ぶことになります。
希望すると、公式サイトの「資格保有者リスト」に名前を掲載してもらえます!
ちなみに1番難しい1級の合格率は25〜30%です。
ライティングスキルを磨くのにおすすめの本4選
Webライターの私が実際に読んだ本を紹介します。
本を買うのは必須ではありません。しかし教科書的な1冊を持っておくと、困ったときにペラペラ見たり元気づけてもらえたりしておすすめです。
- 本気で稼げるアフィリエイトブログ
- 沈黙のWebライティング
- 文章起業
- Webライター未経験から月収100万円を稼ぐためのロードマップ
超初心者向けをピックアップしました!
1.本気で稼げるアフィリエイトブログ
インスタでも発信している亀山ルカさんのブログ本です。
ライターの先輩に教わって購入しました。
ブログに関する本ですが、お悩みへの答え方や記事の作り方など、Webライターにも共通する内容ばかり。
ブログにも興味があったらぜひ手に取ってみてください!
ちなみに表紙のデザインが緑からベージュへと新しくなり、さらにかわいいバージョンが販売されています。
2.沈黙のWebライティング
Webライティングの基本をストーリー形式で学べる本。温泉旅館に人を呼び込むべく、Webサイトで発信して革命するストーリーです。
「記事の内容をどうやってGoogleに伝えればいいの?」というSEOの基礎が分かります。
教育漫画的な真面目な雰囲気じゃなく、ツッコミどころ満載のおもしろ系です。
公式サイトでも無料で読めますよ!
3.文章起業
Webライターで活躍する藤原将さんの本。
稼ぎたい目標金額ごとに、どんな行動が必要なのかを教えてくれます。
Webライターの働き方そのものを学べておすすめです。
4.Webライター未経験から月収100万円を稼ぐためのロードマップ
Webライターを集めて編集プロダクションを作った、沖ケイタさんのKindle本。
ライターを雇う側の目線で、どのような人材・行動が必要とされているのかを語っています。
中でも、実際に編集プロダクションで活躍している人へのインタビューが面白かったです!
ライターの先輩が下積み時代にどのようなことを考えていたのかなど、頭の中をのぞけました。
Kindle Unlimitedの無料ダウンロード対象です。
※Kindle Unlimited = 対象の本が読み放題のサブスク(Amazon)
Webライターに必要なライティングスキルを学べる講座
私が実際に使ったものを2つ紹介します。
- ライター組合
- Writing Hacks
どんな講座だったのか、簡単に説明しますね!
1.ライター組合
主催 | 佐々木ゴウさん(株式会社ライター組合) |
---|---|
形式 | オンラインサロン |
料金 | 月額2,980円 |
始め方 | 不定期でメンバー募集 |
有名ライターの佐々木ゴウさんによるオンラインサロンです。略してライ組と呼ばれています。
ライブ講義が充実しており、初心者がライター活動を始めるのに参考になるものばかりです。しかも、過去の講義動画が見放題!
- ライター活動のロードマップ
- SEOライティングの基本
- 公開添削
- クラウドソーシングの使い方
など、何から始めればいいか分からない初心者に向けた講座が充実しています。
サロンが運営するメディアで記事を書き、添削を受けられる機会も魅力的です!
なお、ライター組合のメンバー募集は不定期です。公式LINEを友達追加し、告知を待ちましょう。
2.Writing Hacks
主催 | 沖ケイタさん × 株式会社スキルハックス |
---|---|
形式 | 動画講座 |
料金 | 89,800円(買い切り) |
始め方 | 公式サイトから申し込み |
個人で稼ぐ力をつけるための講座シリーズの、Webライティング編。編集プロダクションを運営する沖ケイタさんがメイン講師を勤めています。
買い切り価格で購入できるのが嬉しいポイント。講義動画が随時追加されていますが、初期費用の金額から追加で支払うことはありません。
専用サイトで動画を見ながら自分で学ぶスタイルです。章が進むと3回の課題を通して、講師からモリモリの添削を受けられます。
何も分からずライター活動を始めた超初心者から、中級者にレベルアップできるような講座でした。
ライティング以外でWebライターに必要なスキル
ライター活動を成功させるには、ライティングのスキル “だけ” が高ければいいわけではありません。
ライティングそのものの他に、次のようなスキルが備わっているとスムーズに活動できます。
- コミュニケーション力
- スケジュール管理
- Google系ツールの操作スキル
- WordPressの操作スキル
ライティングの基本スキルと一緒に磨いて、稼げるライターを目指しましょう!
1.コミュニケーション力
普通のお仕事と同じように、コミュニケーション力が求められます。とはいえ、営業マンのよなド陽キャ的コミュ力じゃなくて大丈夫!
直接顔を合わせずチャットのやり取りで仕事が進むので、お互い気持ちよく感じられるような丁寧なコミュニケーションが大切なんです。
顔は合わせませんが、例えば次のようなコミュニケーションの基本は忘れないようにしましょう。
- 連絡を溜め込まない
- 不明点はその都度相談
- お礼などはしっかり!
また「文字だけ」のやり取りでは、ぶっきらぼうな印象になりやすいです。「恐れ入りますが」のようなクッション言葉を使うなどして、印象を和らげられるとGOODです!
2.スケジュール管理
スケジュールは徹底的に管理して、納期を落とすことがないよう対策しましょう!
Webライターは、個人で自由に動く仕事だからです。締め切りが間近に迫っていても「ほら!ちゃんとやらなきゃ!」と背中を押してくれる人はいません。
自由さゆえに、つい締め切りの直前まで作業をスタートできなかった…なんてことがあり得ます。
しょっちゅう納期を破ったり、納期をズラす交渉をしたり、といったライターはクライアントからの信頼を失ってしまいます…。
3.Google系ツールの操作スキル
Googleの各ツールは、WordやExcelよりも簡単にファイルを送り合えるため、クライアントが資料の共有で使っているんです。
- Googleドライブ:データの保存場所
- Googleドキュメント:Word的なの
- Googleスプレッドシート:Excel的なの
特にこの3つが、お仕事の場でよく出てきます。
無料でGoogleアカウントを作れば、誰でもすぐに始められます。
使い方を知るのに、難しく考える必要はありません。
例えばGoogleドキュメントで、機能を使って記事を書いてみたり。Googleスプレッドシートでスケジュール表などのオリジナルページを作ってみたり。
手を動かして自分なりに使ってみるのが1番です。また、作った資料のリンクを発行して、誰かに渡してみる経験もしておきましょう。
4.WordPressの操作スキル
WordPressとは、サイトやブログを作るためのツールです。世界中の約半分のWebサイトが、WordPressを使っています。
WordPressの画面を開き、その中に記事を保存すると、公開の準備ができるんです。私のこのブログもWordPressで作っています。
▼執筆画面はこんな感じ
クライアントによっては、このWordPressに記事を保存するところまでを仕事としています。
「自分、WordPress使えます!」とアピールできると、より報酬の高い仕事にチャレンジできるようになります!
おすすめの学び方は、WordPressで自分のブログを作って機能を色々試してみる方法。私もそうやって使い方を少しずつ覚えました。