ここ数年、
「発達障害の人が増えた」
「最近はADHDが多すぎる」
そんな声をよく聞くようになりました。
でも、今回は少し冷静に…。
本当に発達障害は増えたのだろうか?
目次
増えたように感じる理由1.診断されやすくなった
- 診断基準(DSMなど)が整理・更新されてきた
- 医師や心理職の知識が増えた
- 「大人の発達障害」という概念が広まった
- SNSで「自分と似た人」を知り、受診につながるようになった
これまで見過ごされてきた特性に名前がつきやすくなったイメージです。
増えたように感じる理由2.社会のハードルが上がったこと
- マルチタスク
- 即レス
- 空気を読む力
- 同時並行
- 高度な自己管理
- 抽象的な指示を察する能力
これを「できて当たり前」「普通の社会人」として要求される傾向です。
結果、昔は困らなかった特性が、今は「不適応」として浮き彫りに。
人間の脳は、そんなに急に変わらない
進化の長い歴史から考えて、人類の脳がたった20〜30年で、たったひと世代で急激に変化することはあり得ません。
だから、「最近の人は発達障害が多い」「昔はいなかった」という見方は、科学的に無理があるように思います。
変わったのは若者の脳ではなく、
- 社会構造
- 働き方
- 情報量
- 求められる能力
つまり、環境のほうだと考えるのが妥当なのではないでしょうか。
正確には、特性 × 環境のミスマッチで、発達障害の悩みが大きくなると思います。
同じ人でも、
- 合う環境では「能力」になり
- 合わない環境では「障害」になる
たとえば、
- 在宅ワーク
- 裁量がある
- 構造がはっきりしている
こうした環境では、発達特性があっても、上手に振る舞えることも多いです。
- 生きづらさを感じている
- 仕事がしんどい
- 自分だけができていない気がする
そんな感覚があるなら、自分個人を責める前だけでなく、環境を変えることで解決できないか?も考えてみてね🤔💭

